細胞療法について
当院では 細胞療法を行っています。
一部のがん治療の補助としては免疫細胞療法(樹状細胞+INFγなど)、炎症を抑えたり、臓器の失われた機能を改善、回復をめざす幹細胞療法などです。
・免疫細胞療法(休止中)
生体内では侵入した細菌やウイルスを排除したり、異常な細胞を排除したりする能力(免疫)を発揮することで健康を維持しています。
がんを発症している動物では免疫細胞が免疫を十分に発揮できない状態にあります。
そこで動物の樹状細胞を対外へ取り出し、増殖・強化してから体内に戻し、がんを攻撃しようとする治療法です。大きな腫瘍や進行性のがんを消滅することはできません。腫瘍切除後の再発防止、生存期間の延長を目指します。また免疫細胞の増強のためINFγその他を同時投与することもあります。
・間葉系幹細胞療法
幹細胞とはさまざまな器官や臓器などに変化する(分化する)細胞のことをいいます。
幹細胞療法とは、この細胞を体外で培養し、動物の体に戻してあげることで、失われた臓器の機能や怪我の再生を目指す治療法です。
脂肪幹細胞療法
・LR-PRP(高白血球多血小板血漿)療法
PRPとは、多血小板血漿(Platelet Rich Plasma)と呼ばれるもので、血液を遠心することによって得られる血小板を多く含んだ血漿分画成分です。
PRP療法は、PRPに含まれる血小板の成長因子が持つ組織修復能力を利用し、動物が本来持っている治癒能力や組織修復能力・再生能力を最大限に引き出す再生医療です。また、動物自身の血液成分だけを用いた治療ですので、免疫反応が起きにくいという点が最大のメリットです。また、PRP療法は、骨折の癒合促進以外にも、眼科、皮膚科領域等広く応用が可能です。
LR-PRPは白血球が多く含まれるPRPで、血管新生を促すPDGFやVEGF等の成長因子が多く含まれるためリモデリングによる組織再生を促進させるのが大きな特徴です。
詳細は当院へお尋ねくださるか右記のページをご覧ください。