水分を摂取しましょう(猫)
尿の色がレモン色(病気でなければ目標尿比重1.020ぐらい)になるくらいまで水分をとれるようにしましょう。
ドライフードと置き水では水分は取れません。(置き水あまり飲みません)缶詰・レトルトフードを食べても尿はあまり薄まりません。おまけにウエットフードが多くなると歯周病になります。猫ちゃんに合った信頼できるドライフードと水分摂取のための味付き水を摂取することをお勧めします。
また尿の色がレモン色(尿比重1.020ぐらい)になるためには 自由引水以外に5kgの猫ちゃんで200ml/日ぐらい摂取すると尿の色はレモン色(尿比重1.020)になります。
味付き水を飲んで尿が薄くなった猫ちゃんのメニューを紹介します。
①大根200g(1/6本)をおろします
②大根と同量(200g)の水を入れます
③マグロ(ササミ)を2~3mmに切る(脂身少ないもの)
お刺身(すしネタ)1枚(15g)を30個ぐらいに細かく切ります
④お鍋で煮る マグロ(ササミ)の味が大根にしみるように
⑤製氷トレイ(10個マス入り)に流し込む(それぞれのマスにマグロ(ササミ)2から5個) マグロ(ササミ)は少ない方がいいですが味しないと食べないので量の調整をしてください) 食べない場合は におい付けに別に加熱調理したマグロ粒(ササミ粒)を数個トッピングしてもいいです。
下記は市販スープを薄めて尿が薄くなった猫ちゃんのメニュー(飼主様処方例)です。
・水分補給(パウチ:病院扱い)
・チャオ旨みスープ(かつお味)
・チャオだしスープ(まぐろ味)
スプーン1杯に水5~10~15杯で薄め レンジで温める(上記3レトルトパック)
・チャオクリームスープ ささみ、ホタテ貝柱チーズ入り5gを80mlのお湯で薄める。
・チャオチュール1/10本をお湯60~80mlで薄める。
・チャオチュール(下部尿路疾患用)1/10本をお湯60mlで薄める。
・下部尿路疾患用パウチ小さじ1杯をお湯60mlに浮かべる。(お湯に溶くように混ぜると飲まない)
・無一物小さじ1杯(1/12袋)をお湯60~80mlで薄める。(一日3回 そのうち1回はお白湯のみ)
・お湯60~80mlに少量のかつお節を浮かべる。(お湯に溶くように混ぜなない)
手作り野菜スープ飲める猫ちゃんは多くありません。市販スープは味に猫ちゃんの好み、飲ます方法があるので実際使用されているものを紹介しました。
水分を取るメニューでミネラル・栄養過多になる場合はドライフードの量、種類で調整します。
水分が十分に摂れていないことで 下部尿路疾患、血栓症その他の疾患になりやすくなります。水分も体にとって非常に重要な栄養素です。水分を充分に摂っていただくことをお勧めします。